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なでしこ10番、女子サッカー界に一石を投じるアクション。ベレーザ・籾木結花インタビュー【前編】

text by 青木務 photo by ⒸTOKYO VERDY , Tsutomu Aoki

SNSを有効活用。情報を発信する際の工夫

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今回の企画をより多くの人に知ってもらうべく、「情報を出す順番は考えました」と籾木【写真:ⒸTOKYO VERDY】

――プレミアムシートのポイントを教えてください。

「普段できない経験をしてもらいたかったので、選手入場時の花道や選手たちとの集合写真撮影を特典にしました。普段だったらエスコートキッズの小さな子たちしか入れない場所ですけど、プレミアムシートを購入してもらうことで、そうした体験ができるように。直筆のメッセージもプレゼントさせていただくのですが、『本当にありがとうございます』という気持ちを込めて、一枚一枚書かせていただきました」

――オリジナルタオル購入者にはアンケートもつけていますね

「まず、グッズを購入してくれた方がどういう層なのかを知りたいなと思っています。それと、この取り組みがどういう風に伝わっているのか、どういう意見があるのかも知りたくて。今後こういう機会があった時にまた購入したいかどうかも聞きたいですし、自分の持っている狙いがちゃんと合っているのかも。今後に繋げていく意味でも、アンケートは皆さんに協力していただけたらなと思います」

――今回の満員プロジェクトをより多くの人に知ってもらうために、どのような工夫をされましたか?

「情報を出す順番は考えました。クラブとして大きくリリースを出す前に、タオルのデザインを考えている様子を写真や動画に撮って、『何かわからないけど選手が何かやっている』という形で、先にSNSで発信しています。選手たちが主体となってやっているというのは必ず見せたいというか、わかってもらいたかったので。選手たちも積極的に発信してくれました」

【次ページ】様々な反響に触れて
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