大迫勇也【写真:Getty Images】
【日本 4-3 ウルグアイ キリンチャレンジカップ2018】
日本代表は16日、キリンチャレンジカップでウルグアイ代表と対戦し4-3で勝利した。
1-1で迎えた36分、中島翔哉が放ったシュートのこぼれ球に反応した大迫勇也がネットを揺らした。ポストプレーも安定しており、勢いのある2列目の選手たちを活かした。シュートを決めきれない場面はあったにせよ、チームプレーはさすがのレベルと言えるだろう。
強豪から勝利を掴んだが、「一喜一憂せずに、足元を見てまた取り組んでいくことが大事」と気を引き締める。
2列目には中島翔哉、南野拓実、堂安律が並んだ。それぞれが持ち味を発揮し、チームに躍動感や迫力をもたらした。「やっていて楽しい」と大迫は言う。一方で「両サイドバックの長友さんと宏樹がしっかりとそこでバランスを取ってくれるからこそ、あの両サイドは行けている」とも語っている。
それでも「勢いよくガンガン行ってもらうのが一番」と若い力への期待感を口にする。そして、「これを続けながら経験ある選手たちがしっかりとコントロールできればいいかなと思いますね」と続けた。
世代間の融合が森保ジャパンのテーマだが、攻撃では化学反応が見られた。大迫という経験豊富な選手の存在によって、2列目も勢いを持ってプレーできた。逆に中島のシュートのこぼれを大迫が決めたように、若手の果敢な姿勢も結果に直結している。
大迫が言うように一喜一憂すべきではないが、価値のあるゲームだったことも確かだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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