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先制弾演出の中島。自ら出したパスを「すごいいいボールだった」と評価

text by 編集部

中島翔哉
日本代表の中島翔哉【写真:Getty Images】

【日本 4-3 ウルグアイ キリンチャレンジカップ2018】

 日本代表は16日、キリンチャレンジカップ2018でウルグアイ代表と対戦し、4-3で勝利を収めた。

「ウルグアイもすごくいいチームで、質も高いと思いましたし、その中で4得点できたことはすごくいいことだと思います」

 壮絶な打ち合いとなったこの試合をこう振り返ったのは、日本の新10番である中島翔哉だ。同選手はこの日、左サイドハーフとして先発出場を果たすと、果敢なドリブル突破とミドルシュートで何度もウルグアイの脅威となった。

 そして10分には南野拓実へ絶妙な縦パスを通し、アシストで先制点奪取に貢献している。中島はこのシーンを「他の選手も動いてて、あそこのスペースが空いて、拓実が素晴らしいコントロールして落ち着いて決めてくれた」と振り返り、続けて「すごいいいボールだったと思います」と自ら出したパスを評価した。

 何度も攻撃面で違いを見せつけた中島だったが、結果的に得点を奪うことはできていない。しかし、同選手は「自分は得点を狙ったりするのも仕事ですけど、それ以外のこともやりたいと思ってるので、自然にプレーすることを毎試合目標としている」と前向きだ。また、南野や堂安律といった選手がゴールを奪っているが「誰かが取ったから(自分も)っていうのはないです」とコメントしている。

 FIFAランキング5位、ロシアワールドカップでもベスト8に進出するなど、言わずと知れた南米の強豪・ウルグアイと対戦した日本代表。中島は、こうした相手にも気後れすることなく戦えた理由について「ポルトガルでもポルトだったり、スポルティング(CP)、ベンフィカっていうチームとやってますし、あんまりそういうことは複雑には考えずに、サッカーなので楽しんでいこうと思ってました」と話している。

 背番号10は最後に「相手とか舞台とか関係なくサッカーは楽しいものなので、常に100%楽しめるようにはしてます」と話す。この日もキレキレな動きで攻撃を活性化させた中島の「楽しむ」姿勢が、森保ジャパンを更なる高みへ導くかもしれない。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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