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日本代表 6年前

【ウルグアイ戦プレビュー】森保J、強豪ウルグアイのカウンターを防ぐ3ヶ条。勝敗に直結する「ミスの質」

日本代表は16日、国際親善試合でウルグアイ代表と対戦する。ロシアワールドカップでベスト8に入った南米の強豪をいかに止めるか。森保ジャパンの真価が問われる一戦で警戒すべき相手の武器、そして選手たちが意識しなければいけないこととは。(取材・文:河治良幸)

text by 河治良幸 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

カウンター阻止への3ヶ条

ウルグアイ代表
森保Jはウルグアイ代表のカウンターに注意しなければならない【写真:Getty Images】

 森保ジャパンはコスタリカに3-0、パナマにも3-0と2試合続けて無失点で勝利してきたが、今度の相手はFIFAランキング5位のウルグアイ。ロシアワールドカップでベスト8に入っている、日本代表にとって”格上”の相手だ。しかも、これまでの対戦は全てホームの親善試合で1勝1分4敗。過去3試合は1-3(2008)、2-4(2013)、0-2(2014)と敗れている。

 それらの試合での失点の多くが鋭いカウンターによるものだ。「ウルグアイはカウンターから決め切る力、それだけのクオリティを持った選手がいる」と森保一監督は語る。

 確かにウルグアイのオスカル・タバレス監督が「(ロドリゴ・)ベンタンクール、(マティアス・)ベシーノ、(フェデリコ・)バルベルデ、(ルーカス・)トレイラといった選手たちはこれまでと違うサッカーをウルグアイ代表にもたらしてくれた」と語るように、以前よりテクニカルな中盤はボールを動かして相手の守備を崩す能力が備わっており、それを警戒する必要もある。

 それでも最も気をつけなければならないのは研ぎ澄まされたカウンターだ。ボールを奪った瞬間から始まるカウンターを阻止するには「奪われない」こと、ついでパスを「出させない」こと、そして当然だが最後に「決めさせない」という3段階の注意が求められる。まずはやはり、いかに中途半端な場所でボールを奪われないかが大事になる。そのために森保監督は「攻撃を完結させる」ことの重要性を強調する。

 パナマ戦では日本がボールを持ったところから積極的に縦パスをつけて、それが南野拓実の先制点のようにハマった場合はいいが、中途半端にボールをカットされて守備に回るシーンが多かった。そうなると後手を踏み、自陣でファウルしてしまいやすくなる。

 それでもパナマ戦はなんとか守り切れたが、ウルグアイはそこからより鋭いカウンターを狙ってくる。中盤でボールをカットされたときはもちろん、自陣の深い位置であっても、相手が前がかりでバランスが崩れていれば、1本のパスから2トップがスペースに走り、ゴールに迫ってくるのだ。

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