ガストン・ペレイロは韓国戦に途中出場してウルグアイ代表3キャップ目を記録【写真:Getty Images】
ウルグアイ代表は15日、翌日の日本代表との国際親善試合に向けて会場となる埼玉スタジアム2002で最終調整を行った。
ほとんどの選手が取材エリアを素通りする中、唯一報道陣に対応したFWガストン・ペレイロは、「調子はいいよ」とコンディションが上がっていることを強調した。そして「日本はとてもいい国」と初来日ながら好印象を抱いたようだった。
1995年生まれで23歳のペレイロはウルグアイの将来を担う逸材と高く評価され、若くしてヨーロッパに渡ったが、A代表ではなかなかチャンスをつかめていない。昨年10月にウルグアイ代表デビューを飾ったものの、ロシアワールドカップ出場は逃した。
ウルグアイ代表のオスカル・タバレス監督は、15日の記者会見の中で「私たちも直近ではブラジルでの2019年のコパ・アメリカ、そして2022年のカタールワールドカップを目指している」と世代交代を進めながら新しいチームを作っていく姿勢を示していた。
ロシアワールドカップでベスト8に進出したチームの主力はルイス・スアレスやエディンソン・カバーニら30歳前後の選手たち。4年後のカタールワールドカップを考えれば、20代前半の次世代を担う選手たちは、ここから主力定着を狙っていきたいところ。
「明日は出ないかもしれない」と語るペレイロも「もちろんカタールワールドカップは、自分もチャンスがあれば目指したい」と意欲的だった。途中出場でもタバレス監督からチャンスを与えられれば、アピールのため高いモチベーションで日本戦に挑んでくれそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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