日本代表は埼玉スタジアム2002で16日のウルグアイ戦に向けて調整を行った【写真:舩木渉】
日本代表は15日、翌日のウルグアイ代表との国際親善試合に向けて最終調整を行った。
ピッチにはパナマ戦で負傷交代して状態が心配されたMF伊東純也も元気な姿を見せ、ランニングやボール回しなど他の選手たちと同じメニューを消化。報道陣に公開された冒頭15分間では、特に問題なさそうな様子で練習に参加していた。
森保一監督は練習前に行われた記者会見で「新潟でやったパナマ戦から大幅にメンバーを替えてウルグアイ戦を戦いたい」と、スタメンの大刷新を明言した。
パナマ戦をベンチから見守ったロシアワールドカップ出場組のDF吉田麻也や、DF長友佑都、DF酒井宏樹といった経験豊富な選手たちと、MF中島翔哉やMF堂安律といった森保ジャパンを象徴するフレッシュな選手たちの「融合」が見られそうだ。
中盤にはMF柴崎岳、MF遠藤航ら最終ラインと前線をつなぐだけでなく、世代間をもつなぐ選手たちがいる。パナマ戦に先発出場したものの、後半の早い時間帯に交代でベンチに下がったFW大迫勇也や、MF南野拓実もウルグアイ戦スタメンの有力候補だろう。
森保監督はウルグアイ代表について「今の我々の力を測れるには最高の相手」と述べ、「ロシアワールドカップでベスト8に入って、過去のワールドカップで優勝したことのある国。パナマやコスタリカと比べても、さらに厳しい試合になることを覚悟しながら戦わなければいけない」と気を引き締めていた。
現時点での“本気メンバー”で臨むことが濃厚なウルグアイ戦は、来年1月のアジアカップを前に森保ジャパンの現在地を知る重要な一戦となる。
(取材・文:舩木渉)
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