「13」を天に掲げたクリスティアーノ・ビラーギ【写真:Getty Images】
イタリア代表を大きな1勝に導く劇的な決勝ゴールを挙げたDFクリスティアーノ・ビラーギは、自身のゴールとチームの勝利を今年3月に死去したDFダビデ・アストーリに捧げた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
イタリアは現地時間14日に行われたUEFAネーションズリーグ・リーグA第4節の試合でポーランド代表と対戦。敗れればリーグBへの降格が決まるという追い込まれた状況の一戦だったが、後半アディショナルタイムにビラーギが1点を奪って劇的勝利を収めた。
ゴールを決めたビラーギは両手を上げ、指で「13」の数字を作って天に掲げた。今年3月に睡眠中の心臓発作で急死したアストーリの背番号を表す数字だ。
「ダビデ・アストーリに勝利を捧げる。彼の死は僕らにとって大きなショックだった。彼はずっと僕らと一緒にいる。僕がここにいるのはダビデが教えてくれたことのおかげでもある」とビラーギは試合後にコメントしている。
ビラーギは昨季フィオレンティーナに加入し、主将を務めていたアストーリとチームメートとしてプレー。イタリア代表ではロベルト・マンチーニ体制でここまで3試合に先発起用されており、ポーランド戦のゴールが代表初ゴールとなった。
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