酒井宏樹【写真:Getty Images】
日本代表は14日、16日に行われるウルグアイ代表との国際親善試合を前にさいたま市で練習を行った。
ロシアワールドカップ後、初の代表招集となった酒井宏樹は「次の4年へのリスタート?うーん、そうですね、まあ4年後はまだ全然考えられないですけど。まあクラブと代表と試合がいっぱいあるので、1試合ずついいプレーをしていければって感じですかね。今は、先のことを考えずに」とまずは目の前の試合に集中しているようだ。
12日のパナマ戦には出場機会のなかった酒井は右サイドバックでプレーした室屋成について「僕が代表に入った時も決してうまくはなかったと思いますし、そういうふうに考えると今の若い選手たちはうまいので。ただ、相手が強くなった時にいいプレーが、いつものプレーが、落ち着きが出てくるかっていうのは非常に大事になってくると思うので。それはもう経験すれば絶対に落ち着けると思うので、このままずっと貪欲にあのプレースタイルのままやっていければ絶対にうまくはなるとは思いますけど」とアドバイスを送った。
次に対戦するウルグアイはFIFAランク5位の強豪だ。「別に強いチームでもいい試合はできるので」と語る一方で「最後の16mのところの精度っていうのが、守備でも攻撃でもそこがやっぱ強いチームは正確ですし、大胆ですし、その部分がやっぱり勝敗を分ける。そこを勝てるかどうかっていうのはやっぱ小さいところですけど、すごい大きな差で、それをできるだけ埋められるかが大事になってくると思います」と分析した。
ルイス・スアレスは招集外となったがディエゴ・ゴティンやフェルナンド・ムスレラなどロシアワールドカップでベスト8に入ったメンバーがそろっている。そんなウルグアイで注目選手はパリ・サンジェルマンに所属するエディソン・カバーニだろう。マルセイユで対峙した経験を持つ酒井は「80分くらいはポジションを取ってない選手ですけど、その10分で2、3点取る選手」と警戒し「だから一番最初に言ったペナの中での仕事っていうのが一番得意な選手なので、ホントに細心の注意を払い90分間集中したいです」と語った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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