アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、リオネル・メッシのリーダーとしての資質に疑問を呈している。メキシコ『FOXスポーツ』の番組のインタビューに対するコメントを各国メディアが伝えた。
アルゼンチン代表のエースでありキャプテンも務めてきたメッシ。だがロシアワールドカップでも悲願の世界制覇を逃したあと、現在は代表チームでのプレーを休止している。
かつて代表監督も務めたマラドーナ氏は、メッシを「クリスティアーノ・ロナウドと並んで世界最高の選手」と称賛しつつ、リーダーには向いていないと主張している。その理由として、メッシは試合前に過度に緊張する様子を見せると語った。
「試合前に20回トイレに行くようなタイプの選手をリーダーにするのは意味のないことだ。メッシを神格化するのはもうやめようではないか」とマラドーナ氏は話している。
もし自身が再び代表監督になったとすれば、「メッシは呼ばないだろう」とマラドーナ氏。だが「絶対というわけではない。彼からプレッシャーを取り除く必要がある。我々の望むようなキャプテン像を押し付けることはやめよう。彼はそうはならないからだ」と、もし復帰させるとしてもキャプテンにはしないという考えを述べた。
少なくとも年内は代表でのプレーを休止する見通しのメッシだが、その後の復帰も不確定。再びアルゼンチン代表のユニフォームを着て、キャプテンを務めることはあるのだろうか。
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