パリ・サンジェルマンのネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)とセルビアのレッドスター・ベオグラードが対戦したチャンピオンズリーグ(CL)の試合で八百長が行われた疑いがあるとして、フランス当局が捜査を開始している。仏紙『レキップ』などが伝えた。
疑いの対象とされているのは、今月3日に行われたCLグループステージ第2節の試合。ホームにレッドスターを迎えたPSGは、FWネイマールのハットトリックなどで6-1の大勝を飾った。
報道によれば、フランス金融検察局(PNF)はこの試合で八百長が行われた疑いがあるという欧州サッカー連盟(UEFA)からの通知を受け、捜査を開始したという。PNFは捜査を行っていることを認めつつ、詳細についてコメントは避けたと伝えられている。
この試合の前に、レッドスターのクラブ関係者が自らのチームの5点差負けに500万ユーロ(約650万円)近い金額を賭けた上で、数人の選手を“共犯”としてそのスコアの実現を図った疑いが持たれている。同関係者はPSG側との接触も試みようとしていたとされている。
両クラブはこれらの報道を受け、関与を全面的に否定する声明を出した。レッドスターは「最大限の怒りと嫌悪感」を表明。PSG側も「このような疑惑に直接的にも間接的にも関与していない」「クラブの名誉毀損に繋がる言説に対しては法的措置も辞さない」と述べている。
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