リバプールに所属するモハメド・サラー【写真:Getty Images】
交通違反を犯していた疑いが浮上し警察沙汰になっていたリバプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラー。証拠不十分により不起訴になったと、11日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
事の発端は今年8月、プレミアリーグ開幕戦のウェスト・ハム戦が行われた日に撮影された一つの動画だった。サラーが車を運転していた時、数人のリバプールファンがサラーにサインを求めたが、車外からのファンの声には応じることなく走り去っている。
この時、ファンは動画を撮影しており、そこには運転しながらスマートフォンを操作していたようにも見えるサラーの姿があった。その動画がSNSに投稿され、それを確認したリバプールが警察に通報している。その後、マージーサイド警察が捜査を続けていた。
同紙によると、マージーサイド警察が木曜日に声明を発表したという。「捜査が行われたが、それを裏付ける証拠が不十分であり、さらなる措置を取ることはない。車での携帯電話使用に関する厳重注意だけにとどまった」とコメントしている。英国では運転中の携帯電話操作は違法であるため、免許証の減点や罰金200ポンド(約28000円)などの処分が下される可能性があった。
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