長友佑都は4年後のカタールワールドカップを目指す【写真:Getty Images】
日本代表は11日、翌日のキリンチャレンジカップ・パナマ戦に向けて試合会場となるデンカビッグスワンスタジアムで最終調整を行った。
今回は9月に外れていたロシアワールドカップ出場歴を持つ海外組が多くメンバー入りしている。長友佑都もその1人だ。しかし、長年ともに戦ってきた長谷部誠ら数人のベテランはこの夏に代表引退を表明。
もちろん31歳の長友にも「4年後」を目指すのか、というテーマに否が応でも注目が集まる。ワールドカップ後の初招集となった今回、やはりそれについて記者から質問が出た。すると長友は「ロシア以降ですか」と今後について語り始めた。
「まあ自分自身、やるからにはカタールは終着点ではなくて通過点だと思ってやろうと思ってるので、そこは自分の中では覚悟は芽生えてますし、通過点ですね、4年後は、はい」
4年後、カタールワールドカップを迎える頃に長友は35歳になっている。だが、「本当に今ちょうど僕も(ハビエル・)サネッティのこととか、(ディエゴ・)ミリートだったりとやった時のことを思い出しましたけど、彼らは全盛期が30(歳を過ぎてからで)、サネッティなんか36歳でチャンピオンズリーグ優勝して、38歳までアルゼンチン代表で、そういう選手がいるってことはね、同じ人間なんで(自分も)できないことはないと思うんですよ。僕はそれを信じてやりたい」と、自身4度目のワールドカップ出場を目指す考えを示した。
「30歳を超えたらね、おじさんと言われて(苦笑)、アスリートとしてコンディション落ちるんじゃないかとみんなに言われますけど、実際に30歳を超えて、35歳を超えてね、キャリアのピークを迎えた選手を僕は間近で見てきたんで、僕もそういう選手になりたいなと。まだまだこれからだと思います」
歳を重ねてもモチベーションに溢れる左サイドバックは、12日のパナマ戦、そして16日のウルグアイ戦で健在ぶりを示せるか。「カタール、4年後は通過点なんだっていう気持ち、その向上心が自分自身を支えてくれてるんで、それがプレーにもつながってるんじゃないか」と語る長友は「目標は大きく長く」の精神で走り続ける。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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