フローニンゲンの堂安律【写真:Getty Images】
『フランス・フットボール』誌が今年から新設した「コパ・トロフィー」の受賞者候補10人が8日に発表された。オランダのフローニンゲンに所属する日本代表MF堂安律も選ばれている。
「コパ・トロフィー」は21歳以下の選手を対象とし、年間で最も活躍したと評価される選手に贈られる。『フランス・フットボール』誌の主催する「バロンドール」の若手選手版となる賞であり、「U-21バロンドール」とも呼ばれている。
堂安はオランダのクラブに所属する選手としては唯一候補に選出された。オランダメディアでは、同国の若手スター選手であるローマのFWユスティン・クライファートの候補入りと合わせ、堂安のノミネートにも注目している。
地元メディア『RTVノールト』は、「堂安がクライファートやムバッペとタイトルを争う」とのタイトルで報道。「フローニンゲンは現在苦しい時期を過ごしているが、月曜夜に朗報が届いた」と、今季エールディビジで低迷するチームにとって明るいニュースだと伝えている。
『gic.nl』も「堂安律が世界最高のタレントの一人にノミネート」と伝えた。『dvnh.nl』も「堂安律が21歳以下のバロンドールにノミネートされた」と伝えつつ、「堂安が実際に受賞する可能性は低そうだ。争いは厳しい」と伝えている。
ロシアワールドカップでフランス代表の優勝にも大きく貢献したパリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペが受賞の大本命と予想される。他にはボルシア・ドルトムントのクリスティアン・プリシッチやミランのジャンルイジ・ドンナルンマなども候補入り。受賞は難しいとしても、この10人の候補に選ばれたことは堂安が欧州で高く評価されている証拠だと言える。
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