リヨンの熊谷紗希【写真:Getty Images】
『フランス・フットボール』誌は8日、2018年より新設する女子バロンドールの候補選手15人を発表した。リヨンに所属する日本女子代表(なでしこジャパン)のDF熊谷紗希もノミネートされている。
男子のバロンドールは世界の年間最優秀選手に贈られ、サッカー界で最も権威ある個人賞だとされている。国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手と統合されていた2010年から2015年までは女子も選出されていたが、バロンドール単独としての女子の賞は新設となる。
なお、FIFAとの統合時代にはなでしこジャパンの2011年女子ワールドカップ優勝に大きく貢献した澤穂希が同年のFIFAバロンドールを受賞。2015年には宮間あやが3位に選ばれた。
なでしこジャパンのキャプテンも務める熊谷は、所属するリヨンで史上初の女子チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献。今年のFIFA「ザ・ベスト」賞女子年間最優秀選手でも最終候補10人にノミネートされていた。
熊谷の他にはFIFA年間最優秀選手賞を受賞したブラジルのマルタや、アメリカのミーガン・ラピノー、昨季女子CLで歴代最多の15ゴールを挙げて得点王となったノルウェーのアダ・ヘガーベリ(リヨン)などが候補に名を連ねている。
【了】