槙野智章【写真:Getty Images】
今月12日に行われるパナマ代表との国際親善試合に向けた日本代表合宿が8日、新潟市内で行われた。
最初のランニングでは先頭で走るなどチームを引っ張る姿勢を見せたDF槙野智章は「前回経験した選手たちが今回もとか、自分たちが引っ張っていきたいっていうコメントをしてるのを読ませてもらいましたんで、それはすごく嬉しかった。いつまで経っても上の世代の選手たちが引っ張るって形ではなくて、下の選手たちがいい刺激っていうのを、いい風をこのチームに吹き込んでほしいなと思います」と練習後に語った。
9月11日に行われた森保一監督の初陣コスタリカ戦では南野拓実や中島翔哉、堂安律といった新戦力が高パフォーマンスを見せた。ロシアワールドカップ(W杯)を経験した槙野は「下からの突き上げを感じているか?感じてるんじゃないですか。少なくとも僕は感じてますけど」とチーム内での競争を歓迎している。
31歳の槙野だが「大きくは次のカタールW杯を目指してやりたいってのはあります」と語る一方で「自分の中では毎年毎年が区切りで、できることをやろうと。最大限いま自分ができることをやろうと考えています」とまずは目の前の試合に全力を出すことを目標にしているようだ。
「前回よりももっと成熟度を増したいいサッカーを展開しないといけない」と語る槙野は今回の試合でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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