日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】
日本代表は8日、新潟市内で合宿初日のトレーニングを行った。
この日は国内組と海外組の一部の選手を合わせて17人がピッチに登場。追加招集が発表されたばかりの清水エスパルスのFW北川航也の姿もあった。ただ、全員が所属クラブで試合をしてから新潟まで異動してきたこともあって、トレーニングメニューは軽めの調整にとどまった。
今月12日にパナマ戦、同16日にウルグアイ戦を予定している今回の日本代表には、ロシアワールドカップで主力を担ったメンバーの多くが戻ってきた。8日の練習に参加していたMF柴崎岳や、MF原口元気、FW大迫勇也らをはじめとし、DF吉田麻也やDF長友佑都、DF酒井宏樹は9日から合流予定となっている。
そこでチームの新たなトピックに挙がるのは「誰がキャプテンを務めるのか」ということ。ロシアワールドカップを最後に代表引退を表明したMF長谷場誠の後継者候補は、複数人いる。
日本代表での実績が少ないメンバー中心で臨んだ9月のコスタリカ戦では、サンフレッチェ広島時代から森保一監督と師弟関係にあるベテランMF青山敏弘がチームキャプテンを任された。そして試合でも87分に三竿健斗と交代する87分まで中盤から見事なゲームコントロールを見せ、3-0の勝利に貢献した。
とはいえ森保監督は「そこはまたニュートラルにして考えたいと思っています。現時点では決まっていないです」と、青山のキャプテン正式就任を明言しなかった。来年1月のアジアカップまでのチーム作りの中でじっくりと見極めていくつもりなのかもしれない。
今回のメンバーには、長谷部の後継者候補筆頭と見られる吉田や、重鎮の長友も入っている。果たしてパナマ戦やウルグアイ戦で誰がキャプテンマークを巻くことになるのかにも注目だ。
(取材・文:舩木渉)
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