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マンU、大逆転勝利も克服されぬ課題。“45分間”の姿はまるで、弱小クラブ

現地時間6日に行われたプレミアリーグ第8節、マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスルの一戦は3-2でホームチームが勝利した。リーグ戦4勝目を挙げたマンチェスター・Uだが、前半45分間の出来は最悪であり、上位進出へ向けての課題は山積み。今後のチェルシーやユベントス戦へ向け、不安は募る。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

驚くべき立ち上がり。武藤の初ゴールも

武藤嘉紀
プレミアリーグ初ゴールをマークした武藤嘉紀【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスルの一戦は、立ち上がりから驚くべき展開を迎えた。リーグ開幕から7試合で2分5敗、わずか4得点しか挙げられていなかったアウェイチームが、さっそくマンチェスター・Uを窮地に追い込んだのである。

 7分、スローインをネマニャ・マティッチの背後で受けたアジョセ・ペレスが走り出したケネディへスルーパス。エリック・バイリーの背後でボールを受けた同選手は、カバーリングしてきたアシュリー・ヤングを振り切り、ゴール左隅へ流し込んだ。

 その3分後、右サイドからジョンジョ・シェルビーがクロスを上げると、中で待っていた武藤嘉紀がこれを相手DFを背負いながらキープ。フィジカルの強さを活かして前を向くと、左足で強烈なシュートを放ち、GKダビド・デ・ヘアの牙城を崩した。

 試合開始わずか10分で0-2とされたマンチェスター・U。こんな試合展開を予想していなかったサポーターは、開いた口が塞がらないといった状態だった。

 ジョゼ・モウリーニョ監督も何か策を施さなくてはと、早々に動く。わずか19分でバイリーを下げ、ファン・マタをピッチに送り出した。そして、この日はボランチとして出場していたスコット・マクトミネイをCBに配置し、より攻撃的なスタイルを取ったのである。

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