好調を後押しするのは主将と新戦力
主将のマルコ・ロイスが「9.5番」のポジションで存在感を放っているのはもちろんことだが、その“相棒”パコ・アルカセルがチームにフィットしてきたのは大きい。夏の移籍市場が閉まる寸前に、FCバルセロナから期限付き移籍で加入したスペイン人FW。これまで3試合に出場して4ゴールと、早速結果を残してきた。しかも、その内2試合は後半途中からの出場である。抜群のタイミングで裏に抜け出し、フィニッシャーとしての決定力の高さを証明した。
3日のCLモナコ戦から一夜明け、待望のセンターFWについて、ファブレ監督も「良いパフォーマンスを示した」と納得の様子。さらに10月の国際試合に向けて、スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督はアルカセルを招集。およそ2年ぶりの代表復帰である。FCバルセロナで失意の時を過ごしたバレンシア州出身のFWは、ドルトムントで再び花を咲かせようとしている。アウクスブルク戦でもゴールという置き土産を残して、ウェールズ代表、イングランド代表との2連戦に向かってくれるはずだ。
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