「アキさんを見て日本人は素晴らしいんだなと思います」
マイ「特に昨日の試合はすごかったよね! あんなにお客さんが入っているのを見たのは初めてだったから感動した(※注:アンコールタイガー2018シーズンホーム最終節でカンボジアサッカーリーグ史上最高の観客動員数4,257人を記録した)」
ペアヤング「僕も今までの人生で一番多くのお客さんの前でのプレーだった」
チョーイ「結果は2-2の引き分けだったけど、最後の1秒まで何かが起こりそうな雰囲気がたまらなかった」
タオ「対戦相手にはワタナカ(※注:カンボジアサッカー界のスター。藤枝MYFCでもプレー)もいたので、それ目当てのお客さんもいたと思うけど、昨日のプレーを見たらタイガーのファンになってくれるかも」
マイ「相手は強豪チームだったけど、見に来てくれた多くのファンのために勝ちたいという想いがあった。だから、いつもより全力を尽くせた気がする。あと、オーナーのためにも勝ちたかった」
――オーナー? 加藤オーナーですか? 選手から慕われているんですね。
キャメルン「アキさん(加藤オーナー)は誠実なんです。カンボジアのサッカークラブのオーナーは威張っている人が多いし、基本的には仕事はしない(笑)。スター選手をえこひいきすることも多い。けど、アキさんはそんなこと絶対にしない。選手を全員平等に愛してくれて、指導もしてくれる。アキさんを見て日本人は素晴らしいんだなと思います」
――ところで、アンコールタイガーは今年プノンペンからシェムリアップに移転しました。何か変化はありましたか?
マイ「本当のファンが増えた。プノンペンには色んなクラブもあるからタイガーだけ応援しているって人がどれだけいたか分からなかったから」
チョーイ「シェムリアップの代表として戦えている感じがする。だから、やりがいがあるよね」
マイ「あと、さっきチョーイも言ってたけど、タイガーはプロモーションが上手。だから余計に町でクラブの存在が目立つ」