“ロイス・システム”で挑んだモナコ戦
“模索”は終わったようだ。3日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループAの第2節。ボルシア・ドルトムントはモナコをホームに迎えた。
ルシアン・ファブレ監督は[4-4-2]の布陣を選択する。まずワントップにパコ・アルカセル。今夏、レンタルで加入したスペイン人FWは、移籍後初の先発起用となった。そしてセカンドトップにはマルコ・ロイスを配置。左サイドにマリウス・ヴォルフ、右SBにウカシュ・ピシュチェクと、多少のメンバーの入れ替えはあったが、4日前にバイヤー・レバークーゼンに逆転勝ちした“ロイス・システム”で、モナコ戦に臨んだ。
試合後にルシアン・ファブレ監督は「前半はモナコの3-5-2もしくは5-3-2に対して、穴を見つけるのが難しかった」と振り返った。高いインテンシティで挑んできたモナコに対して、ドルトムントは苦戦とまでは言わずとも、なかなか決定機を作り出すことができない。33分、ロイスのボール奪取から、ヴォルフ、トーマス・ディレイニーと繋いで、最後はアルカセルがシュートを打つが、わずかに枠を捉えられず。中央で高い連動性を発揮したが、得点を奪うまでには至らなかった。
ロイスは振り返る。
「僕たちがボールを持つと、モナコは極めて深く引いて、5バックでスペースをとても狭くした。チャンスを創り出すのが難しかったけど、僕たちは我慢し続けた。彼らには2、3、4回、良いカウンターからフィニッシュのチャンスがあったね」