およそ1年半ぶりの“再戦”
“トラウマ”を払拭できるか。10月3日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)のグループA第2節。ボルシア・ドルトムントはホームにASモナコを迎える。
およそ1年半ぶりの“再戦”・・・。2シーズン前のCL準々決勝で、両雄は相見えていた。17年の4月11日。1stレグを戦うため、ジグナル・イドゥナ・パルクに向かってホテルを出発したチームバスは、ほどなくして街路樹に仕掛けられていた装置によって、3回の爆発に巻き込まれてしまう。当時所属していたマルク・バルトラが負傷。試合は翌日に延期となった。
爆発物による襲撃から一夜を明かしただけで、いつものように戦えるはずもなかった。ホームでの第1戦は、香川真司が1ゴール1アシストと奮戦したが、スヴェン・ベンダーがオウンゴールを献上。キリアン・ムバッペに2ゴールを許し、2-3のスコアで落とした。続いて第2戦は1-3で完敗。トーマス・トゥヘル率いるドルトムントは、準決勝に進むことができなかった。
CLの舞台で、再びモナコと戦うとなれば、当時の出来事が話題に上っても何ら不思議ではない。だが、セバスチャン・ケール氏は「我々はこの対戦を全くもっていつも通りの試合だと考えている」とコメントを残した。プロ選手部門のマネージャーは「そのテーマは休ませたい」と述べている。また、2日に行われた会見では、出席したマヌエル・アカンジが「僕たちはフットボールに集中している」と語った。
「僕は2017年の4月にそこに居合わせていなかったし、そのテーマは終わったという感覚を持っている」