元サンプドリアのアントニオ・カッサーノ【写真:Getty Images】
元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノは、シルビオ・ベルルスコーニ氏が新たに買収したセリエC(イタリア3部)のモンツァでプレーする可能性を否定した。イタリア『セーコロXIX』のインタビューに語っている。
かつてローマやレアル・マドリーなどでプレーした“悪童”カッサーノは現在36歳。2017年1月にサンプドリアを退団して以来プレーから遠ざかっているが、現役続行に向けてクラブを探し続けている。
元ミランオーナーのベルルスコーニ氏のグループが買収したモンツァに加入する可能性も噂されたが、カッサーノはこれを否定。「ベルルスコーニと(アドリアーノ・)ガッリアーニほどの2人に考えてもらえるのは名誉なこと」だとしながらも、セリエAでチームを見つけたいという意志を改めて明確にした。
「自分はまだセリエAの選手だと感じている。いくつかの試合をテレビで観ていると、特にそう思う。全体的なクオリティーは本当に控えめだ。今でもまだ自分がセリエAで違いを生み出せると思っている」とカッサーノは強気な姿勢を見せた。
下部リーグでプレーするとすれば、セリエCのエンテッラが唯一の選択肢だとも主張。「もしカテゴリーを下げなければならないとすれば、行くチームはエンテッラだけだ」と述べ、同クラブの会長との関係や本拠地の町を気に入っていることなどを理由に挙げている。
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