フットボールチャンネル編集部では、9月29日から30日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第28節のベストイレブンを選出。その中からアンケートによる今節のMVPを決定した。

　投票の結果、MVPはガンバ大阪の東口順昭に決まった。

　ホームに首位・サンフレッチェ広島を迎えたG大阪は前半開始早々にピンチを迎える。3分、柏好文が左サイドでボールをキープすると中央に待っていた青山敏弘へパス。背番号6はペナルティアーク手前から思い切りの良いミドルシュートを放ったが、東口が片手1本でセーブし、失点を免れた。

　さらに13分、右サイドを突破したティーラシンがフリーでグラウンダーのシュートを放つ。これを東口が右足で防ぎ、なんとか失点を回避した。

　ピンチが続くG大阪は57分にも広島に決定機を作られる。右サイドのティーラシンからペナルティエリア内右でボールを受けた和田拓也が強烈なシュートを放つ。しかし、またも立ちはだかったのは東口。ニアサイドに飛んできたボールにしっかり反応し、先制点を許さない。

　さらに76分、ピッチ中央でボールを受けた柏がパトリックへスルーパスを供給。抜け出した背番号39はそのままペナルティエリアに侵入しシュートを放ったが、またも東口の好セーブに遭い、なかなかゴールを奪うことはできない。

　ピンチが続いていたG大阪だったが、82分、遠藤保仁の蹴ったCKを最後はファン・ウィジョが泥臭く押し込み待望の先制ゴールを奪取。試合はこのまま1-0で終了している。

　東口の好セーブ連発もあり、G大阪はこれでリーグ戦4連勝。順調に勝ち点を積み上げ、ついに降格圏からの脱出に成功している。
　
　第29節は10月5日に1試合、同6日に4試合、同7日に4試合が行われる予定だ。　

▽明治安田生命J1リーグ第29節対戦カード

10月5日（金）
横浜FM – 札幌

10月6日（土）
C大阪 – G大阪
広島 – 柏
神戸 – 長崎
鳥栖 – 湘南

10月7日（日）
鹿島 – 川崎F
仙台 – 浦和
清水 – 磐田
名古屋 – FC東京

【了】