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中国サッカーで八百長疑惑。元ナイジェリア代表FWが自らのクラブをFIFAに訴え

text by 編集部 photo by Getty Images

ビクター・アニチェベ
サンダーランド所属時のビクター・アニチェベ【写真:Getty Images】

 中国の北京控股でプレーしていた元ナイジェリア代表FWビクター・アニチェベは、試合で八百長を行うことを強要されたとしてクラブを国際サッカー連盟(FIFA)に訴えた。英紙『デイリー・メール』が30日付で伝えている。

 現在30歳のアニチェベは、エバートン、ウェスト・ブロムウィッチ、サンダーランドで10年以上にわたってプレミアリーグでプレーしたあと、昨年夏に北京控股に加入。中国の2部にあたる甲級リーグで戦うことになった。

 だが同選手の主張によれば、2度にわたってコーチ陣から「トライするな」という指示を受け、試合で手を抜くことを要求されたという。アニチェベは指示に異を唱えたが、チームメートからは「これが中国だ。みんな指示通りにやっている」と言われたと伝えられている。

 アニチェベはこの一件でクラブと対立し、昨年10月以来プレーから遠ざかることになった。弁護士を通してクラブとの対話を試みたが手詰まりとなり、FIFAに訴えたとのことだ。クラブはアニチェべの主張を否定しているという。

【了】

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