7-0大勝の自信を謙虚に育て上げたいドルトムント
「自信」をより強固なものにできるか。9月29日のブンデスリーガ第6節で、バイヤー04・レバークーゼンと戦うボルシア・ドルトムント。27日に行われた会見で、ミヒャエル・ツォルクSDは「昨日の試合について、不平不満はあまりない」と語った。
「昨日の試合」——。26日、ドルトムントは1.FCニュルンベルクを7-0で粉砕した。セカンドトップのポジションで水を得た魚のようにマルコ・ロイスが躍動。中央で、サイドで、クリスティアン・プリシッチやマキシミリアン・フィリップ、ヤコブ・ブルン・ラーセンと高い連動性を発揮した。決して偶然に頼らないフィニッシュの連続は、ルシアン・ファブレ監督が探し求める“最適解”に近づいたことの証なのだろうか。主将としてチームを牽引するスピードスターが62分に退いた後も、ドルトムントは、守備に攻撃に高い意識を保ち、昇格したばかりのニュルンベルクを寄せ付けなかった。
新監督を迎えたチーム作りにおいて、「忍耐」を強調していたツォルクSD。ニュルンベルク戦での「勝利」に手応えを感じつつ、視線は次の試合を見据えている。
「勝利は我々に自信を与えて然るべきだ。だが、我々は知っている。レバークーゼンがニュルンベルクよりもクオリティの優れた個々の選手を、何よりも攻撃陣にそろえているということをね。土曜日は全く異なる試合になるだろう。だけど、我々はその試合も勝つつもりだよ」
過密日程が続くドルトムント。中2日で敵地に向かい、今度はヨーロッパリーグに出場する難敵と試合をこなさなくてはならない。大勝に酔いしれている暇はないとでも言いたげに、ツォルクSDはレバークーゼンを警戒する。