ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドで起きているジョゼ・モウリーニョ監督とMFポール・ポグバの騒動は、勘違いが原因だったのかもしれない。英紙『ガーディアン』が伝えている。
ユナイテッドは現地時間25日に行われたカラバオ・カップ(イングランド・リーグ杯)で2部のダービー・カウンティに2-2と引き分け、PK戦で敗退が決まった。
この試合のあと、モウリーニョ監督は「ポールはもう副キャプテンではない」とコメント。確執は否定したものの、関係悪化をほとんど公にしたようなものだった。
この翌日の練習で、関係悪化はさらにはっきりとした。『スカイ・スポーツ』のカメラが回っているところで2人は険悪なムード。音声こそないものの、簡単に修復できる問題ではない様子がうかがえた。
モウリーニョ監督が腹を立てているのは、ポグバのSNS投稿だとされている。カップ戦敗退が決まったあと、同選手のインスタグラムにはポグバがスタンド観戦の選手とともに笑っている動画が掲載された。これを耳にした指揮官が激怒。上記の発言に至ったとみられる。
ただ、今回の報道によると、ポグバが動画を投稿した時間は、撮影した時間の約1時間後。混雑しているスタジアムの中で、インターネット環境が万全ではなく、アップロードに時間がかかってしまったという。そのため、スタンド観戦の選手たちが敗戦後に笑っているような印象を与えたようだ。
とはいえ、クラブの上層部は、モウリーニョ監督に対して、ポグバの副キャプテンはく奪を再考すべきと伝える意向はないという。
再び過熱しているポグバ移籍騒動が加速するかどうかは、指揮官次第かもしれない。
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