レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、アメリカでの試合開催を提案されても絶対に拒否するとの考えを示した。23日にスペイン紙『アス』が報じている。
リレベント・スポーツとラ・リーガが協力し、「ラ・リーガ・ノース・アメリカ」という新組織を設立。15年間の契約を結び、その一環としてリーガエスパニョーラの試合をアメリカで開催する運びとなった。欧州初の他国リーグ開催として、来年1月27日に行われる第21節のジローナ対バルセロナの試合が対象となっている。場所はアメリカのマイアミにあるハードロック・スタジアムだ。
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長、ジローナのデルフィ・ヘリ会長、ラ・リーガのハビエル・テバス会長も試合開催に前向きで、スペインサッカー連盟(RFEF)にアメリカでの試合開催承認を要求している。これに対し、当事者である選手たちは猛反対。それぞれのクラブのキャプテンが集まり、スペインサッカー選手協会(AFE)の下で会談を実施し、ストライキを行う可能性を示唆していた。
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長やレアル・マドリーを率いるフレン・ロペテギ監督も否定的な見解を示している。そして、レアル・マドリーのペレス会長も「我々は絶対にアメリカへ行かない。彼ら(バルセロナなど)が何に興味を示しているのか知らないが、ファンの利益にはならないし、私なら絶対に断るよ」と語り、レアル・マドリーのアメリカ開催は絶対にないと明言した。
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