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好調キープのアーセナル、“お得意”エバートンを完封。試合のキーマンとなったあの司令塔

現地時間23日に行われたプレミアリーグ第6節、アーセナル対エバートンの一戦は2-0でホームチームが勝利した。ここまでクリーンシートがなかったアーセナルは、ソクラティスを負傷で欠くというアクシデントに見舞われたが、守備陣の集中力は切れず、エバートンを完封。攻撃面ではあの男の存在が光った。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

試合のテーマは「守備」

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アーセナル対エバートンの一戦は2-0でホームチームが勝利した【写真:Getty Images】

 アーセナルにとっては、「勝てて良かった」というような試合であり、逆にエバートンからすれば、「なぜ勝てなかったんだ」というような試合でもあった。

 2018/19シーズンは開幕2連敗スタートと厳しい船出となったアーセナルだったが、ここ最近は勝ち星を積み重ねている。現地時間20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループリーグ第1節の対ヴォルスクラ戦の勝利を合わせれば、公式戦4連勝中だ。優勝争いへ食い込むためにも、エバートン戦にも勝利し、連勝を伸ばしたいところだった。

 一方のエバートンは、今夏に積極的な補強を行い、十分な戦力を揃えることに成功した。が、シーズンが始まってみるとDF陣の怪我が相次ぎ、なかなか勝利を挙げることができていない。今季ここまで無失点試合はなし。リーグ戦5試合で9失点と、問題は深刻化していた。

 ただ、守備面の課題という面についてはアーセナルにも同じことが言える。同クラブも今夏、ソクラティス・パパスタソプーロスやステファン・リヒトシュタイナーなどを獲得し、守備の強化に成功したかに思われたが、今季のリーグ戦5試合で無失点試合はなしと、苦しんでいる。

 そのためアーセナル対エバートンというゲームにおけるテーマは「守備」。両チームの改善ポイントが、この試合のカギを握ることになった。

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