宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ2部のザンクト・パウリに所属するFW宮市亮が現地時間21日、インゴルシュタットとのリーグ戦に途中出場して決勝弾を決めた。
宮市は2015年にアーセナルからザンクト・パウリに移籍したが、すぐに左ひざの前十字じん帯を断裂して長期離脱。その後復帰を果たすも、昨年6月には右ひざの前十字じん帯を断裂した。
今年3月にその怪我が治り、復帰に向けて段階を踏んでいると、4月にU-23のリーグ戦でピッチに立つも、この試合で再び負傷。またしてもじん帯を痛めたのではないかと心配されたが、これは軽傷で、完全復帰に向けて動いていたところだ。
今季はカップ戦でベンチ入りがあったもののまだプレーの機会がなかった宮市。それでも21日に行われたブンデスリーガ2部第6節でベンチ入りを果たす。0-0で迎えた70分に途中出場すると、82分、歓喜の瞬間が訪れた。
自陣からのロングフィードに抜け出した宮市は、ワンバウンドしたボールをヘディングシュート。前に飛び出したGKよりも先に触ってゴールネットを揺らしている。
これが決勝点となり、ザンクト・パウリは1-0で勝利。宮市にとっては最高の復帰戦となり、チームメートも大いに仲間の復帰を祝福している様子だった。
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