バルセロナ【写真:Getty Images】
ラ・リーガがジローナ対バルセロナのアメリカ開催を計画しているのに対し、スペインサッカー連盟(RFEF)が開催を認めない方針であることを明かした。20日にスペイン紙『アス』が報じている。
リレベント・スポーツとラ・リーガが協力し、「ラ・リーガ・ノース・アメリカ」という新組織を設立。15年間の契約を結び、その一環としてリーガエスパニョーラの試合をアメリカで開催する計画を立てた。欧州初の他国リーグ開催として、来年1月27日に行われる第21節のジローナ対バルセロナの試合が対象となっている。場所はアメリカのマイアミにあるハードロック・スタジアムだ。
実現に向け、ラ・リーガとバルセロナ、ジローナが共同でスペインサッカー連盟に「アメリカでの試合開催の承認」を要求していた。しかし、同紙によると、スペインサッカー連盟は「実現する可能性は0%」との考えを示し、開催を認めない方針を発表したとのこと。
これに対しラ・リーガのハビエル・テバス会長はスペインサッカー選手会(AFE)のダビド・アガンゾ会長と会談後、「試合は90%行われる。我々はその試合を実現させる。我々は本題に取り組んでおり、開催を拒否される理由なんて何もない。スペインサッカー連盟や北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)、欧州サッカー連盟(UEFA)も否定する理由はないし、国際サッカー連盟(FIFA)も何も言わないだろう。スペインサッカー選手会は説明が不十分だと考えているようだから、詳細を書面で送る予定だ。我々はできる限りリクエストに応えると約束した」と語り、アメリカ開催は実現するとの考えを示している。
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