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Jリーグ 6年前

J1はここからさらに面白くなる。今からでも遅くない、リーグ最終盤の注目ポイントをおさらい

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

世界的スターがJに降臨

 中位は今シーズンも混戦。一つの勝利、一つの敗北で順位が入れ替わる状態だ。8位のヴィッセル神戸には今夏、アンドレス・イニエスタが加入。バルセロナとスペイン代表で全てを手にしたスーパースターは、デビュー戦から異次元のプレーで観衆を魅了。すでに2得点を挙げているが、そのどちらもワールドクラスだった。

 さらに、ペップ・グアルディオラが師と仰ぐファン・マヌエル・リージョの監督就任も発表された。実際に指揮を執るのはまだ先になりそうだが、神戸はクラブの将来を明確に描き、それを実現するための最適な人物を次々に連れてきている。

 前半戦で苦しんだ名古屋グランパスは、夏に実力者を補強すると破竹の勢いで白星を積み重ね、あっという間に降格圏を脱出した。現在12位だが、下ではなく上を見据える戦いができるのではないか。助っ人のレベルも高い。元ブラジル代表のジョーは相手の脅威となり、オーストラリア代表のランゲラックも守護神としてゴールに鍵をかける。テクニシャンのガブリエル・シャビエルを含め、外国籍選手が躍動している。

 助っ人といえばフェルナンド・トーレスも忘れてはいけないだろう。イニエスタ同様、この夏に日本上陸。サガン鳥栖の一員となった。相手ディフェンダーとの駆け引きから裏をかくなど、随所に質の高いプレーを披露している。しかし、ここまでリーグ戦1得点と力を出し切れていない。チームも15位と下位に低迷。トーレスには救世主としての働きが求められる。

 残留争いは今季も混沌としており、中位につけるクラブも一歩間違えればサバイバルに巻き込まれかねない。毎年J1は混戦だが、今シーズンは特に残留ラインが高くなっている。

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