2011年当時のクリスティアン・トッティ【写真:Getty Images】
ローマで活躍した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏の長男が、模範的なフェアプレーを見せたとして称賛を集めている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
トッティ氏の長男であるクリスティアン・トッティは現在12歳。ローマの下部組織に所属し、主に「9番」のストライカーのポジションでプレーしている。昨年にはU-12の大会で得点王に輝いたこともあった。
そのトッティJr.はマドリードで開催されたU-14の国際大会に参加。接触プレーで相手GKが転倒し、無人のゴールに向けてシュートを決めるチャンスを迎えた。だがシュートを打とうとはせず、GKに近寄って状態を確認し、接触プレーを謝罪したという。
試合翌日には、地元テレビのインタビューを受けた。「ゴールを決めるかどうかより、彼(相手GK)が大丈夫かどうか確認することが大事でした。監督は『よくやった』と言ってくれました」と答えている。
ローマのインターナショナルスクールに通っているというクリスティアンがインタビューに流暢な英語で受け答えしたことも称賛の対象となっている。「父親より英語がうまいことは間違いない」と『ガゼッタ』紙は評した。
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