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FIFA会長、リーガの米国開催に反対。「ホームゲームはホームで戦うのが原則」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンニ・インファンティーノ
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、リーガエスパニョーラの試合がアメリカ国内で開催される計画に対して否定的な立場を取っている。17日付スペイン紙『アス』などが伝えた。

 リーガでは今季から新組織「ラ・リーガ・ノース・アメリカ」を立ち上げ、北米での公式戦開催を計画。その第1試合目として来年1月に予定される今季第21節のジローナ対バルセロナ戦が選ばれ、アメリカ国内での開催に向けた動きが進められている。

 実現すれば、欧州主要リーグの公式戦が国外で開催される史上初の例となる。だが反対の声も強く、選手協会はストライキも辞さない構え。レアル・マドリーのフレン・ロペテギ監督も「賛成できない。全てのチームが同じピッチで戦うのが平等だろう」とコメントしていた。

 インファンティーノ会長も、サッカーのリーグ戦の基本原則に反するとして異論を唱えた。「ラ・リーガの試合がアメリカで開催されるよりも、アメリカではMLS(メジャーリーグサッカー)の素晴らしい試合を見たいと思う。サッカーではホームゲームをホームで戦うのが原則だ。他国ではない」と述べている。

 ラ・リーガのハビエル・テベス会長はツイッターでこれに反論し、「MLSにはカナダの3チームも参加している」と主張。だがMLSに参加するカナダのチームはホームゲームをカナダ国内のそれぞれの本拠地で戦っており、リーガの米国開催とは論点が異なると言えそうだ。

【了】

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