敵地で迎えるCL初戦
背番号23は遠征に帯同した。9月18日、チャンピオンズリーグ(CL)の初戦を敵地で迎えるボルシア・ドルトムント。相手はベルギー王者のクラブ・ブリュージュである。
ルシアン・ファブレ監督は「ブリュージュは昨季ベルギー王者だ。それが全てを物語っている」とフランドル地方の雄を警戒した。しかし、移籍市場専門サイト『トランスファー・マルクト』によれば、ドルトムントの市場価値が4億1230万ユーロ(約538億円)であるのに対して、ブリュージュの価値は9310万ユーロ(約121億円)。その戦力値は4倍近くの開きがある。
アクセル・ヴィツェルは「ブリュージュはベルギーで最も良いサッカーをする」と敬意を表したが、同時に「だけど僕らのクオリティを持ってすれば、敵地に行って勝たなくてはならないね」と語った。ベルギー代表MFは必勝を期した。両クラブの戦力差を考えれば、たとえアウェイゲームであっても、勝ち点3の獲得は義務と言えるだろう。
ブリュージュ遠征のメンバーからは、既に離脱中のエメル・トプラクとラファエウ・ゲレイロと、さらにパコ・アルカセルが太ももの問題で、トーマス・ディレイニーが膝を痛め、それぞれ外れた。その一方で、クリスティアン・プリシッチ、ユリアン・バイグル、そして香川真司が遠征に帯同し、ベルギー北西部フランドル地方に向かっている。
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