解任された吉田孝行監督【写真:Getty Images for DAZN】
J1のヴィッセル神戸は17日、トップチームの体制変更を発表した。アシスタントコーチの林健太郎氏が暫定的な監督を務め、アカデミースタッフのマルコス・ビベス氏がヘッドコーチに就任する。
吉田孝行監督やゲルト・エンゲルスヘッドコーチらはトップチームの指揮から外されるが、クラブを離れることはなく、「配置転換によりスタッフとしてチームの強化に務める」とのことだ。
吉田監督は昨年8月に前任のネルシーニョ氏の後任としてヘッドコーチから昇格。今季も引き続き指揮を執り、一時はJ1で4位まで順位を上げていた。だが3連敗を喫して8位まで後退し、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向けた戦いは厳しい状況となっている。
「今シーズンはACL出場を目標に戦っております。私の力不足で満足のいく結果を出すことができず、クラブの成長をお見せすることができず、悔しい思いで一杯です」と吉田監督はクラブ公式サイトでコメント。「このクラブはまだまだ成長して、目標を達成できるクラブだと思います。このクラブへの愛情は尽きることはありません。今後ともご声援のほど、宜しくお願いします」とメッセージを述べている。
新監督に就任する林氏は現在46歳。現役時代には1998年に短期間のみ神戸でプレーした経験がある。今年1月に神戸の強化部スタッフ、4月にアシスタントコーチに就任していた。
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