シント=トロイデンの鎌田大地【写真:Getty Images】
ベルギー1部リーグ第7節の試合が現地時間16日に行われ、シント=トロイデン(STVV)がヘンクにアウェイで2-1の勝利を収めた。決勝点はSTVVのMF鎌田大地が記録している。
ドイツのフランクフルトから期限付き移籍でSTVVに加入した鎌田は60分に交代で投入され、移籍後初出場。昨季のフランクフルトでは11月25日の試合に交代出場して以来プレーする機会がなかったため、約10ヶ月ぶりの公式戦となった。
だが1-1で迎えた80分には見事なプレーを披露。左サイドでパスを受けてペナルティーエリア内に侵入すると、巧みなドリブルで相手DF2人をかわして右足で決勝ゴールを蹴り込んだ。
ベルギー『voetbalkrant』は試合後の鎌田のコメントを伝えている。ゴールを決めたプレーについて、「練習ではよくやっています。エリア内でドリブルできれば僕はほとんど止められないですよ。一番得意なところですので」と自信を見せた。
「嬉しいというよりもほっとしました。ドイツでは厳しい時間を過ごしましたが、こういうスタートを切れたことは自信になります」と鎌田。この日はサイドで起用されたが、「本来の自分のポジションではありません。サイドでプレーするスピードはないと思います」とコメントしている。
10番のMFロマン・ベズスが退場処分を受けたため、次節は中央での起用もあり得るかもしれない。「可能性はありますが、監督が決めることです」と鎌田は控えめながらも本来のポジションでのプレーを期待する様子を見せている。
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