【ベガルタ仙台 1-0 FC東京　J1第26節】

　明治安田生命J1リーグ第26節の試合が15日に行われ、ベガルタ仙台とFC東京が対戦した。

　3位に位置するFC東京だが、3連敗のあと2試合連続スコアレスドローと5試合白星がない。逆転優勝への望みを繋ぐためにも、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）出場圏内の3位以内を守るためにも、これ以上勝ち点は落とせない状況だった。

　前半はそのFC東京が優位に試合を進め、15分には先制点に迫る。高萩洋次郎がペナルティーエリア手前から放った強烈なミドルシュートは、惜しくも左ポストを叩いた。

　前半45分間を通して仙台をシュートゼロに抑えたFC東京だが、ゴールは奪えず0-0で折り返す。すると後半立ち上がりの50分、先制点はホームの仙台に生まれた。

　右サイドに侵入した阿部拓馬が石原直樹に向けてクロスを入れると、東慶悟が戻りながらスライディングで対応。だが伸ばした足に当たったボールがオウンゴールとなってしまった。仙台はこの時点までシュートを1本も打つことなくゴールを奪うことになった。

　追いつきたいFC東京は最後まで攻撃を試みるが、仙台が集中力を切らさず対応。1-0で試合を終えてホーム4連勝を飾り、勝ち点でもFC東京とわずか1ポイント差に迫った。FC東京はこれで6試合勝てず、3位の座がますます危うくなってきた。

【得点者】
50分 1-0 オウンゴール（仙台）

【了】