代表レベルでキープレーヤーに
森保一監督は火曜日(11日)の夜に日本代表監督として夢のようなスタートを切った。就任初戦となった大阪でのコスタリカ戦に3-0の勝利を収めただけでなく、サムライブルーは見事な戦いぶりを見せてくれた。
デビュー戦としてはこれ以上望めないほど戦いやすい相手であり、この時点で浮かれてしまわないことは大事だ。だが吹田スタジアムに集まった3万人以上のサポーターに積極的で攻撃志向のパフォーマンスを披露してみせた森保ジャパンには、幸先の良い兆しが見て取れた。
ガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせ、地元で代表デビューを飾った堂安律も当然ながらファンからの人気は高かったが、このチームの宝石として輝きを放っていたのは間違いなく中島翔哉だ。日本代表レベルで順調にキープレーヤーになっていくように感じられる。
「(監督からの指示は)できるだけボールを保持して攻撃的にいくっていうのは練習からやっていたので。それはしっかりとある程度出せたのかなと思います」と24歳の中島は試合後に話していた。
中島の言葉はある程度控えめなものだったが、槙野智章はこの試合についてはるかに感情を込めたコメントを述べていた。
「良かったと思います。出来過ぎというぐらい、監督のやろうとしていることを出せました」と浦和レッズのDFは語る。
「まずビルドアップの部分、GKからしっかりボールを繋ぐということ。あとは縦につけるところのコンビネーション。3点目が象徴していますが、ひとつのボールに対して何人もの選手が同じイメージを描くことで良いコンビネーションが生まれたと思います」