充実の補強で優勝争いに食い込むか
プレミアリーグ開幕4連勝を果たし、ユルゲン・クロップ監督就任以来、最高のスタートを切ったリバプール。今夏におけるリバプールの最大の補強は何と言ってもGKアリソンの獲得であろう。
5月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリー戦でのGKロリス・カリウスによる痛恨のミスは敗因の一つであり、絶対的な守護神を担える人材の獲得が急務であったことは明らかであった。新守護神の活躍がリバプールが優勝争いに加わっていくためにも、求められる。
今季からリバプールの10番を背負うことになったサディオ・マネと昨季のプレミア得点王モハメド・サラーの両ウィングには今季も期待がかかる。クロップのサッカーはカウンターを基本としている。カウンターの威力を最大にするためにもこの2人の存在はチームには欠かせないだろう。
チームの目玉でもあるこの両ウィンガーを影で支えるブラジル代表FWフィルミーノも忘れてはならない。状況に応じて中盤まで顔を出して、マネとサラーが裏抜けするためのスペースを作っている。
昨季の後半戦から加入したファン・ダイクを中心とした守備陣が相手エースをどれだけ抑えられるのかにも注目したい。
クロップイズムが浸透し、最高のスタートを切ったリバプール。今季は優勝争いに食い込んで行けるかもしれないと期待しているサポーターも多いだろう。
【次ページ】補強・総合力診断