「絡んだ全員が最高の仕事をした」と宮澤氏が評すシーンとは?
コスタリカ戦は観ていてワクワクするゲームだった。ポイント、ポイントで色々なことがあったけど、森保(一)監督が[4-4-2]で始めるとは思わなかった。[3-4-2-1]がベースにある監督だから。でも、やっぱり適応力もあるんだなと。(サンフレッチェ)広島でずっとやってきた形だけじゃなくて、このチームではどのバランスが一番いいのか、というのを考えてこの試合に臨んだと思う。
試合内容も非常に良かった。前線からプレスをかけて、守備が連動して。合宿では攻撃を重点的にやってきたみたいだね。U-16代表を率いる森山(佳郎)監督も言っていたんだけど、『個』で何かできる選手をこれから選んでいくかもしれないと。今まではチームにうまくハマる選手を選んで、その中で何ができるかということだったけど、今度は『個』があって組織の中で何ができるか。そうしないと世界のトップ30やトップ20に入っていくことが難しいと。
個人が際立つと言う意味では、コスタリカ戦はそういうものを見せてくれたゲームだったね。試合終了直前に伊東が決めた3点目は、東口(順昭)からだったんだよね。半身で構えている遠藤(航)に出して、遠藤のパスを受けた浅野(拓磨)がトラップから伊東(純也)に渡している。それで伊東が一気に勝負したでしょう。流れも含めて、あそこに絡んだ全員が最高の仕事をしている。
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