UNL2戦は厳しい結果に。批判の声も
ポーランドにホームで1-1のドロー。そしてEURO2016覇者のポルトガルにはアウェイで0-1。ロシアワールドカップ(W杯)予選落ちというどん底からの再起を目指しているイタリア代表だが、UEFAネーションズリーグの開幕2連戦は振るわない結果に終わった。
W杯出場国の2チームに対し、完成度の違いを見せつけられた。ポーランドにはきっちり後方で守備を固められると、攻めさせられてパスのミスを待たれ、カウンターから先取点を奪われた。その後、後半で巻き返しはしたが、PKによる1点がやっとだった。
戦術のしっかりしているポルトガルには、後方からの組み立ても阻害された。49分、最終ラインでプレスを掛けられてボールを失うとカウンターを喰らい、アンドレ・シウバにシュートをねじ込まれた。そしてその後は、相手に展開をスローダウンさせられ反撃の糸口もつかめず。前線やサイドにパスを出すとしてもコースを切られ、巻き返しも許してもらえなかった。
当然のこと、ファンやメディアは批判を浴びせる。ポーランド戦で久々の代表戦出場を果たしながら、不出来に終わったマリオ・バロテッリには「頭の良さが必要」「15kgも太っては呼ばれる資格ない」「もう彼にこだわるより若手にプレーさせたら」と、ありとあらゆる評論家が厳しいコメントを浴びせる。
そしてポルトガルに敗れた後は、マンチーニ監督が標的になった。自身の顔画像をジャンピエロ・ヴェントゥーラ前監督の画像に貼り付けられる雑なコラ画像とともに「奴もヴェントゥーラと一緒だったか」というメッセージがネット上で出回った。