森保ジャパンの初陣。まず見るべきは…
森保一監督にとって日本代表での初めての試合、コスタリカ戦が行われました。初陣ですから、まず確認したかったのは、当然両チームのシステムになります。どんな形になるかで見るべきポイントも変わってきます。
日本代表は4-4-2でスタートしました。ベーシックなシステムですし、並ぶだけでピッチを均等にカバーできるバランスの取れたやり方なので、選手たちも迷わずにプレーできていたのではないでしょうか。
一方、コスタリカは彼らにとっても初めての経験だったであろう5-3-2で挑んできました。ロシアワールドカップまでは5-4-1、4日前の韓国戦では4バックにトライしていましたので、チームとしての戦い方や狙いをしっかりと落とし込みきれないまま試合に臨んでいたように見えました。
ワールドカップ後に監督も代わっていますので、新しいシステムや、新しい選手を試すことが主な目的の試合だったのではないでしょうか。
日本は序盤こそ5-3-2という相手のやり方に戸惑った部分もあったように見えましたが、今回のコスタリカのレベルであれば、それほど大きな問題が何度も起こる試合にならないことはすぐにわかりました。
コスタリカはシステムも選手の並びも新しいことを試しているので、チーム全体で同じ狙いを持って攻め、守るような再現性の高い動きはほとんど見られませんでした。例えば日本の4-4-2とコスタリカの3-5-2の噛み合わせの悪さを利用した攻撃の場面は少なかったように思います。