天津権健に所属するアントニー・モデスト【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの天津権健に所属する30歳のフランス人FWアントニー・モデストが、古巣のケルンでトレーニングを行なっているようだ。12日にドイツの『エクスプレス』が報じている。
モデストは2016/17シーズンにケルンで公式戦45試合に出場し34得点6アシストを記録。興味を示した天津権健と交渉を開始したが、突如ケルンが「交渉打ち切り」を発表。移籍破談になりかけたものの、再び交渉を再開し移籍金3570万ユーロ(約46億2000万円)で天津権健に加入した。ただ、家族をドイツに残し、単身で渡ったことで中国での生活は難しいものになっている。
夏の移籍市場でフランス、ロシア、サウジアラビアのクラブからオファーが届き、モデスト本人も移籍を望んでいた。8月31日の移籍期限までに退団することを目指していたが、天津権健が移籍を認めなかったため他クラブに移ることは出来ず。モデストは天津権健に契約解除を求めたのに加え、国際サッカー連盟(FIFA)にも調停を依頼していた。
その一方で、モデストは無断練習欠席を続けている。8月4日の試合を最後にプレーもしていない。同メディアによると、現在はケルンのトレーニングに参加しているとのこと。フィットネス・コーチのもとでコンディション調整に励んでいるようだ。天津権健が法的措置を検討しているとの情報もあるが、果たして…。
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