8位：ドイツ代表引退が不調の要因？

メスト・エジル（ドイツ代表／アーセナル）

　高い技術力と精度の高いパスを武器に世界屈指のMFに成り上がったエジル。味方の動きを常に確認し、絶妙なパスを前線に送ることができる。自ら得点を挙げることももちろんあるが、アシストでチームに貢献できる選手である。2015/16シーズンにはリーグ戦35試合に出場し19アシストを記録するなど、チームのチャンスはエジルから生まれていると言っても過言ではない。

　しかし今年5月、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と面会して記念撮影し、それをSNSにアップしたことでドイツ国内から批判を浴びる形となった。ドイツ代表のロシアワールドカップ早期敗退の最大の元凶とも言われ、エジルは同代表引退を決意。その影響もあってか、今季のアーセナルにおける同選手のパフォーマンスは決して良くはない。レベルが高いのは明らかなだけに、早めの挽回を願うばかりだ。