韓国代表のソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムに所属する26歳の韓国代表FWソン・フンミンの市場価値がアップした。スイスに拠点を持つサッカー関連調査機関「CIESフットボール・オブザーバトリー」が10日、各選手の市場価値が発表している。
ソン・フンミンが2015年にレバークーゼンからトッテナムへ移った時、移籍金は3000万ユーロだった。それ以降、トッテナムで活躍を続け市場価値が高騰している。ただ、クラブにとってネックだったのは韓国人男性に課せられる兵役の義務だった。
韓国では男性全員に約2年間の兵役が義務付けられており、サッカー選手の場合は国内の軍隊クラブでプレーすることが一般的となっている。軍隊クラブには27歳までに入隊しなければならないことが定められており、その前年にも国内リーグでプレーしている必要がある。現在26歳のソン・フンミンにとって、アジア競技大会で優勝して兵役免除を勝ち取ることが、トッテナムでプレーを続けるための絶対条件となっていた。
そして、2018年のアジア競技大会で優勝。U-23韓国代表のオーバーエイジ枠として出場したソン・フンミンも兵役免除となっている。CIESが今年1月に公表した市場価値調査では、ソン・フンミンは7260万ユーロ。ロシアワールドカップ後には9980万ユーロに。そして今回発表されたソン・フンミンの市場価値は1億230万ユーロ(約132億円)と評価されている。
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