クロアチア戦のスペイン代表先発メンバー【写真:Getty Images】
現地時間11日にUEFAネーションズリーグの試合が行われ、スペイン代表とクロアチア代表が対戦。ロシアワールドカップ準優勝のクロアチアに対し、スペインが6-0の大差で衝撃的な勝利を飾った。
就任2試合目となるルイス・エンリケ監督は、3日前のイングランド戦から先発メンバーを2人変更。ダニ・セバージョスとマルコ・アセンシオが先発に加えられた結果、スタメン11人のうち実に6人までがレアル・マドリー所属の選手で占められることになった。
DFダニエル・カルバハル、ナチョ、セルヒオ・ラモス、MFイスコも含めて、マドリー組は今回招集されたメンバーが全員先発。一方、バルセロナの選手はMFセルヒオ・ブスケッツの1人のみだった。
現役時代にはバルサとマドリーの両方でプレーしたエンリケ監督だが、指導者としてはバルサBを3年間、トップチームを3年間率いていたこともあってバルサのイメージが強い。だが代表チームは以外にもマドリー色の濃い構成となっている。
データの専門家ミスター・チップ氏などによれば、スペイン代表の試合でマドリーの選手6人が先発したのは16年ぶり。2002年10月の北アイルランド戦にGKイケル・カシージャス、DFミチェル・サルガド、イバン・エルゲラ、ラウール・ブラボ、MFグティ、FWラウールが先発して以来となった。
だがエンリケ監督はマドリーの選手6人が先発したことについて、「知りもしなかったし興味もない。彼らは単にスペイン代表の選手たちだ」と述べ、所属クラブは意識していないと主張している。スペイン紙『アス』などが試合後のコメントを伝えた。
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