リーガエスパニョーラの試合をアメリカで開催【写真:Getty Images】
ラ・リーガが11日、バルセロナやジローナと共同でスペインサッカー連盟(RFEF)に対し、アメリカでの試合開催の承認を要求したと発表した。
リレベント・スポーツとラ・リーガが協力し、「ラ・リーガ・ノース・アメリカ」という新組織を設立。15年間の契約を結び、その一環としてリーガエスパニョーラの試合をアメリカで開催する運びとなった。欧州初の他国リーグ開催として、来年1月27日に行われる第21節のジローナ対バルセロナの試合が対象となっている。場所はアメリカのマイアミにあるハードロック・スタジアムだ。
試合開催の実現に向けて、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長、ジローナのデルフィ・ヘリ会長、ラ・リーガのハビエル・テバス会長、それぞれのサインが入った書類を提出したという。この中には、ファンに対するサポート(無料チケットなど)の内容が含まれているようだ。
クラブの幹部はアメリカでの試合開催に前向き。ただ、当事者である選手たちは猛反対しており、スペインサッカー選手協会(AFE)の下で各クラブのキャプテンが集まって会談を実施し、ストライキを行う可能性があることを表明していた。本来の開催地だったジローナから見て約5000マイル(8046.7キロメートル)も距離が離れているマイアミで開催されるため、選手たちの負担は大きいだろう。
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