堂安律【写真:Getty Images】
日本代表は9日、大阪の吹田市内で11日に行われるコスタリカ代表との国際親善試合に向けた練習を行った。
冒頭以外を非公開にして行われた練習後、MF堂安律は「コンディションも上がってきて、すごく楽しめたトレーニングでした」と振り返った。
練習で意識した事について堂安は「自分から動き出して、ズレてもいいからこうだよっていうのを見せていきたいなと思っていたので。そういう意味ではそれがすごく合ったので、フィーリングすごくよかったですし、コンビネーションからの得点ってところでも期待してもらってもいいかなと思います」とコメントした。
ガンバ大阪出身の堂安にとっては地元で代表デビュー戦となる可能性が高まってきた。「まさかですし、まあ運命と言っていいのかわかんないですけど」とびっくりしつつ「やっぱりここのスタジアムで多く試合をやらせてもらって、多く思い出に残らせてもらったんで、次は自分が来てくれるサポーターの人に残せるようなプレーができたらなと思います」と代表初出場に意欲を燃やしている。
さらに「芝生の感じとか、匂いとかもそうですけど、全て帰ってきたなという感じがします」と懐かしを感じさせながら「試合が来ると終わってしまうので、少し寂しいけど、ただ楽しんで試合ができたらなと思いますし、待ち遠しいです」と現在の心境を語った。
対戦するコスタリカはロシアワールドカップにも出場した強豪国だ。「あまりイメージはないです」と印象を話す一方で「あんまり相手の名前とかを気にするタイプじゃないので、逆に知らない方が自分のプレーはできるのかなとは思います」と普段のプレーを心掛ける事を強調した。
昨季フローニンゲンで公式戦10得点を挙げた20歳には代表初ゴールの期待も高まっている。「ボールを多く触れるかは分かんないですけど、ワンタッチでも点を取れますし、それを最近はヨーロッパで感じてきてるので、90分通してずっと良かったというよりは、あいつ何かしたんけ?でも点取ったっていうプレーの方が悪くはないと思ってます」とあくまで数字にこだわる姿勢を見せた。
「まあ求められてることは一緒やと思いますし、ポジションは違いますけど、最低限ハードワークすることと、得点を、結果を出すってことは求められることは一緒やと思います」と語る堂安は森保ジャパンのキーマンの一人になれるのだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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