日本代表の青山敏弘【写真:Getty Images】
日本代表は8日、札幌合宿の最終日となる練習を行った。MF青山敏弘がチームの状況についてコメントしている。
7日にはキリンチャレンジカップ2018の試合でチリ代表との対戦を予定していた森保ジャパンだが、前日に起きた地震の影響で試合は中止となった。この後チームは大阪ヘ向かい、11日にはコスタリカ代表と対戦する。
「何もなく札幌での試合がしたかったですし、それが一番日本代表の強化に繋がると思っていました」と青山。だが「なくなったからこそ一つになれるということはあったと思うので。サッカーだけじゃなくて人間として、人として、サッカーを越えたところで何か得るものは大きかったかなと思います」とポジティブに受け止めている。
「どういう状況でもその時にできることをしっかり臨機応変にやらなければいけない。サッカーでもそうですし、人生でもそうですし。どういう時でも自分でそこをしっかり考えて行動するべきこと。改めてその大事さを思いました」
今回のチームで最年長であり、サンフレッチェ広島で森保監督の指導も受けた青山は、キャプテンを任されている。「こういう大変な時に大役を任されましたけど、思いは一つですしね。個人のアピールも必要ですが、その前にチームが勝たなければいけないことをみんな分かっていますし、誰一人変な方向を向いているわけじゃないと思うので、そこは本当にありがたいです」と選手たちの姿勢について語った。
「こういう状況でもやっぱり何か成長することは必要だと思っているので。今何ができるかは別として、ここから何かを考えながら少しでも成長したい。そのために考えながらやっていきたいと思います。頑張ります」と青山はさらなる成長への意欲を見せている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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