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森保監督、想定外のチリ戦中止で軌道修正。「多くの選手を見たかったが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

森保一
日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】

 7日に予定されていたキリンチャレンジカップ2018のチリ戦が中止となった日本代表は、8日に札幌での合宿最終日を終えた。森保一監督がチームの状況についてコメントしている。

「今の北海道の状況を考えればサッカーができなくなる、試合ができなくなるというのは当然だと考えています。もちろん試合はできればやりたかったというのはありますが、今できないのは当然だというように自然に捉えています」とチリ戦の中止について語った。

 7日には、予定されていたチリ戦に代えて紅白戦が行われた。「試合ができなかったのは残念ですけど、人や形の組み合わせのパターンを見ることができて、良い練習ができたと思います」

 11日に予定されるコスタリカ戦も含め、2試合を通して多くの選手を見たいと考えていたかどうかについては「その通りです」と苦笑。「できれば試合の中で全員見たいという思いはありました」と認めている。

 だがコスタリカ1試合では、交代を含めても最大17人しかプレーすることができない。「試合の流れによっても変わると思いますが、少しでも多くの選手を1試合で見ていくということは考えたいと思います」と選手起用の見通しについて述べた。

「ポジティブにと言うか、想定外のことも含めて全て起こり得ることだと思うので。目の前にある現状でできることをやって、前進していければと思います」。今回出場機会を得られない選手には、「所属チームに戻った時に情報を追いかけていきたいと思いますし、良いプレーをしている選手は必ず次の道が開けてくるということ、また来てもらえるということで理解してもらいたいと思います」とメッセージを送っている。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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